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こんな場合はどうする? ケースで見る相続

Case 1  相続人に行方不明者がいる場合 
Case 2  相続人に未成年者がいる場合
Case 3  相続人に認知症者がいる場合
Case 4  相人に胎児がいる場合
Case 5  相続人以外の者に対する遺贈がある場合
Case 6  相続人に海外赴任中の者がいる場合
Case 7  相続人が遺産分割前にその相続分を第三者に譲渡した場合
Case 8  死後認知を請求する者がいる場合
Case 9  遺産分割協議で、借金を特定の者が相続するとした場合
Case 10 遺産からの収益がある場合     
Case 11 共同相続人のうち一人が勝手に相続財産を売却した場合
Case 12 相続財産が自宅不動産のみの場合の分割方法
Case 13 内縁の配偶者と相続
Case 14 異母兄弟がいる場合の相続分
Case 15 養子の相続分
Case 16 前妻の子・後妻の連れ子がいる場合の相続分
Case 17 本来相続人であるべき者が相続人でなくなる場合
Case 18 相続人がだれもいない場合の財産の行方
Case 19 夫と子どもが一緒に死亡した場合(同時死亡の場合)の相続
Case 20 死後3か月が経過した場合の相続放棄の可否
Case 21 相続財産の処分行為とは?
Case 22 親は子を代理して相続放棄ができるか?
Case 23 相続放棄した兄が再び相続権を主張できるか?
Case 24 親に対する相続放棄と代襲相続
Case 25 相続放棄をする人がいると相続順位はどうなるか?
Case 26 借金を負担することなく、自宅不動産を手放さなくてすむ方法
Case 27 遺言内容と異なる遺産分割を行うことは可能か
Case 28 遺産分割後、新たに遺産が発見された場合、遺産分割協議は無効か
Case 29 残された障がいを持つ子の生活を保障したい場合
Case 30 自分の死後の相続について承継人を指定したい場合


Case 18 相続人がだれもいない場合の財産の行方

遺言書があれば、財産はそれに従って処理されます。遺言書がない場合は、家庭裁判所で相続財産管理人が選任され、財産の処分を行います。相続財産管理人は相続人捜索のための官報公告と、債権の申出の公告を行い、公告期間内に相続人が現れない場合は、債権債務を清算します。負債を清算してもなお遺産が残っている場合には、特別縁故者として申し出る者があれば、審判により財産が分与されることがあります。これらの一連の手続きを経て、なお財産が残っている場合は国庫に納められることになります。


Case 19 夫と子どもが一緒に死亡した場合(同時死亡の場合)の相続

夫と子ども、どちらが先に死亡したかわからない場合、同時に死亡したものと推定され、互いに相続人とはならないことになります。例えば、夫Aさんと子Cさんが同時に死亡した場合、Aさんには妻Bさん、子Cさん、Dさんが、Cさんには妻Eさんがいたとして、Aさんの財産についてはBさんが1/2、Dさんが1/2を相続し、Cさんの財産についてはEさんが2/3、Bさんが1/3を相続することになります。


Case 23 相続放棄した兄が再び相続権を主張できるか?

(事案)Aさんの父親は2年前に死亡し、母親(妻)と兄、そしてAさんが法定相続人となりましたが、兄のBさんは相続放棄をしたので、結局、母親とAさんが亡き父の遺産を相続しました。遺産のうち不動産はすべてAさんが相続することになっていたのですが、相続登記をする前に、母親が死亡。兄のBさんは会社経営が芳しくなく、ここにきて不動産の半分を自分名義にしろ、と言ってきています。相続放棄をした兄が再び不動産について相続権を主張することは可能なのでしょうか。
Aさんの父親の遺産は、兄Bさんの相続放棄により、母親とAさんが相続したことになり、その法定相続分は1/2ずつとなります。そして母親とAさんの二人が話し合い(遺産分割協議)により、すべての不動産をAさんが取得する旨の合意が得られたにもかかわらず、遺産分割協議書を作成することなく、母親が死亡した場合、父親が所有していた不動産は母親1/2、Aさん1/2の共有になったものとして扱われ、母親の持ち分1/2についてはAさんと兄のBさんが法定相続人となります。
他方、Bさんは父親の遺産について相続放棄をしていますが、このことは母親の相続については法律上影響はなく、Bさんは依然、母親の遺産を相続する権利を有しています。 したがって、本件の場合、兄Bさんには不動産の半分を相続する権限までは認められませんが、母親の持ち分1/2については、AさんとBさんに1/2づつ相続する権利がありますので、持ち分3/4はAさん、持ち分1/4は兄Bさん名義となります。


Case 24 親に対する相続放棄と代襲相続

case23を例に、父親の相続を放棄した兄Bさんが、祖父の相続について父親を代襲して相続人となることができるでしょうか。この点、相続放棄をした場合、代襲相続は生じませんが、それはあくまでも本来の相続人、本件でいえば父親が相続放棄をした場合のことであって、代襲相続人が被代襲者の相続を放棄していても、代襲相続は認められます。というのも、Bさんが放棄したのは、父親の相続であって、祖父の相続まで放棄をしたわけではないからです。したがって、本件でもBさんは父親を代襲して祖父の遺産を相続することができます。


Case 25 相続放棄をする人がいると相続順位はどうなるか?

法定相続人には第1順位(子)、第2順位(親)、第3順位(兄弟姉妹)という優先順位があります。 子の一人が相続放棄をした場合、その者を省いた第1順位の相続人と配偶者で遺産分割協議をすることになります。他に子がいない場合は、次順位の親に相続権が移り、それもいない場合は兄弟姉妹に移ります。被相続人に多額の借金があることを理由に相続放棄をする場合には、他の相続人が知らない間に多額の負債を押し付けられていた、ということがないよう、必ず次順位の相続人に連絡するようにしましょう。


Case 26 借金を負担することなく、自宅不動産を手放さなくてすむ方法

相続による借金を負担せずに自宅不動産を確保するには、相続人全員で限定承認を行い、先買権を行使する方法があります。先買権とは、限定承認を行った相続人に認められる権利で、家庭裁判所が選任した鑑定人による評価額を支払うことにより当該不動産を取得できるというも家庭裁判所に鑑定人の選任申立を行う必要があり、その鑑定人の費用(30万円程度)及び鑑定人の評価額を、先買権を行使する相続人の固有の財産から支払わなければなりません。また、当該不動産に抵当権等が設定されている場合には、先買権を行使しても、当然に抵当権に基づく競売を止めることは出来ず、別途抵当権者との合意が必要となります。(限定承認についてはこちら)


Case 27 遺言内容と異なる遺産分割を行うことは可能か

相続人全員の合意があれば︑遺言とは異なる遺産分割を行うことも可能です︒ただし︑遺言執行者が指定されている場合にはこの者の同意が必要となります。


Case 28 遺産分割後、新たに遺産が発見された場合、遺産分割協議は無効か

既に成立した遺産分割協議が無効かどうかは新たに発見された財産によって異なります。原則としては、新たに発見された遺産についてのみ共同相続人間で協議をすれば足り、遺産分割協議をやり直す必要はありません。もっとも、発見された遺産が重要なもので、相続人がその遺産の存在を知っていたならば当初のとおり遺産分割協議を行わなかったと認められる場合は、錯誤を理由として無効となると解されます。従って、この場合には遺分割協議をやり直さなければなりません。


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遺言がある場合の手続
遺言がない場合の手続き(遺産分割)①相続人を確定する<誰が相続人になるのか>
遺言がない場合の手続き(遺産分割)②相続財産を確定する<何を相続するのか>
遺言がない場合の手続き(遺産分割)③具体的相続分を確定する<どれだけ相続するのか>
遺言がない場合の手続き(遺産分割)④遺産の分割方法
遺言がない場合の手続き(遺産分割)⑤借金がある場合の相続方法
遺言がない場合の手続き(遺産分割)⑥遺産分割がまとまらない場合
相続放棄、限定承認
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亡くなられた方に関する事務手続き
こんな場合はどうする?ケースで見る相続
相続税の計算方法
相続の基礎知識①相続人の順位と法定相続分
相続の基礎知識②相続の対象となる財産  
相続の基礎知識③相続財産の分割方法
相続の基礎知識④遺留分
相続の基礎知識⑤特別受益と寄与分
 

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